かの君との歴史。。。
それは。。。「ひとり咲き」で始まった。。。ずっと心の中で今も。。。
そして。。。枯れることの無い才能に。。。心がざわめき続けて。。。
時に涙し。。。時に励まされ。。。時に笑って。。。時に戦いの前に。。。
そうして。。。気が付いたら。。。時が歩き続けていた。。。重ねていた。。。
仕事で疲れ。。。心が痛む時は。。。空を見上げてきた。。。
空を見上げて。。。その時々の色は。。。かの君の生み出した作品達が。。。
肩を寄せ合ってくれていた。。。
自分から飛び込んだ男社会。。。独りで荒野を進んでいるようだった。。。
言葉に叩き潰され。。。プロと呼ばれるまでの過程さえ与えられず。。。
ただひたすら自分を信じ続けて。。。生きてきた。。。
大きなプロジェクトの末席で。。。いつかプレゼンしてやると。。。
何度も跳ね返されたけど。。。いつのまにか。。。強くなっていた。。。
ダメかもしれない。。。また同じ結果。。。何回続いただろう。。。
少しの自信を感じたとき。。。心に響く歌詞があった。。。
「わずかな力が沈まぬかぎり。。。涙はいつも振り切れる」。。。
それから何年経っただろう。。。今は。。。かの君の作品を。。。
落ち着いて。。。想い出の玉手箱を開けながら。。。聞くことができる。。。
10月には。。。この場所も無くなってしまう。。。
かの君を。。。遠くで感じるか。。。共に歩き続けるか。。。
まだ。。。決めていない。。。きっと決められないんだと思う。。。
今までも。。。これからも。。。自分の人生の中で。。。
もう出会うことがない才能だから。。。近づきすぎると。。。
心が落ち着かないような気がして。。。
この1年間だけを考えても。。。何度空を見上げただろう。。。
一度だけ。。。どんなことをしても。。。ライブに行きたい。。。
そして。。。その後。。。生のジャズを聴きながら。。。お酒を飲んで。。。
想い出に浸って。。。夜が明ける前の街を歩きながら。。。
どの道を歩くのか。。。自分の心に聞いてみたい。。。